「実家の親が一人暮らしで心配。でも実家には光回線もWi-Fiもない…」そんな理由で、見守りカメラをあきらめていませんか?
一般的な見守りカメラは、Wi-Fiにつなぐことを前提に作られています。そのため、ネット回線のない家にそのまま置いても、離れた場所のスマホから様子を見ることはできません。年末年始の帰省は設置のよい機会ですが、買う前に「どうやってつなぐか」を決めておくことが大切です。
この記事では、ネット回線のない実家でも使える見守りカメラをつなぎ方別に4つ紹介し、毎月の費用の目安と選び方をわかりやすくまとめます。
▼ 実家の状況からすぐ選ぶ
✔ 離れて暮らしていて、スマホから毎日様子を見たい → おすすめ①:ホームルーター+Wi-Fiカメラ
✔ 設定は全部おまかせにしたい → おすすめ②:SIM内蔵の見守りサービス
✔ 玄関先や庭など屋外も見たい → おすすめ③:4G SIMカメラ+格安SIM
✔ 同居・近居で、家の中の別の部屋が見られればいい → おすすめ④:モニターセット型
まず確認:ネット回線がない家で見守りカメラが使えない理由
Wi-Fiの見守りカメラは、撮った映像をインターネット経由でスマホに送る仕組みです。実家にネット回線がなければ、映像を外に送る道がありません。
SDカードに録画だけはできる機種もありますが、離れた場所からは見られませんし、時刻が合わずに録画の日付がずれるなど、メーカーが推奨していない使い方になります。見守り目的には向きません。
つまり、選ぶときのポイントは「映像をどうやって外に出すか」です。方法は大きく3つあります。
1. ホームルーター(コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi機器)で実家にWi-Fiを作る
2. カメラにSIMカードを入れて、携帯電話の回線で映像を送る
3. ネットを使わず、家の中の専用モニターで見る
選ぶ前に確認したい4つのポイント
① 毎月の費用
ホームルーターやSIMを使う方法は、月額料金がかかります。カメラ本体の価格だけでなく、1年・2年使ったときの合計で比べると失敗しにくくなります。
② 録画・通話・通知ができるか
「あとから見返したい」なら録画機能、「声をかけたい」なら双方向通話(カメラ越しに話せる機能)、「異変に気づきたい」なら動き検知の通知が必要です。方法によってできることが違うので、あとの比較表で確認してください。
③ 親が操作しなくても動き続けるか
親がスマホやアプリを使えなくても、カメラ側は電源を入れておくだけで動くものを選びましょう。停電のあとに自動で復帰するかどうかも大事なポイントです。
④ 親の同意と置き場所
見守りカメラは、親にとっては「ずっと見られている」と感じやすい機器です。必ず本人に説明して了承をもらい、寝室や脱衣所は避けて、リビングや玄関など生活の様子がわかる場所に置きましょう。
おすすめ①:ホームルーター+Wi-Fi見守りカメラ(いちばんバランスがよい)
実家にホームルーターを置いてWi-Fiを作り、普通のWi-Fi見守りカメラをつなぐ方法です。カメラの選択肢が多く、首振り・夜間撮影・双方向通話・SDカード録画・動き検知の通知など、機能がいちばん充実しています。
たとえばドコモの「home 5G(HR02)」は、記事作成時点で月額5,280円(税込)です。契約期間の縛りや解約金はありません(端末を分割で買った場合は、解約後も残りの支払いがあります)。データ量は無制限ですが、直近の利用量が多いと速度が落ちることがあります。
カメラは、TP-Linkの「Tapo C225」(首振り・夜間撮影・双方向通話に対応)や、SwitchBotの見守りカメラなど、1万円前後で買えるものが中心です。
こんな人に:スマホから毎日様子を見たい人、カメラを2台以上置きたい人、親もテレビの動画配信やビデオ通話を使いたい家庭に向いています。弱点は、月額費用がほかの方法より高めになりやすいことです。
設置のコツ:ホームルーターは窓際に置くと電波をつかみやすくなります。また、見守りカメラは2.4GHzのWi-Fiにしか対応していない機種が多いので、ルーターの2.4GHzが有効になっているか確認してください。ホームルーターの種類は光回線が開通するまでのWi-Fi「つなぎ」5つの選択肢でも比べています。
おすすめ②:SIM内蔵の見守りサービス(設定をまかせたい人向け)
カメラ本体にSIMが入っていて、届いたらコンセントに挿すだけで使えるサービスです。Wi-Fiの設定がいらないので、機械が苦手な家庭でも始めやすいのが特長です。
たとえばトリニティーの「ユーコとヨーコ」は、月額4,500円(税抜・10GB)からで初期費用は0円です。カメラは24時間撮影していますが録画はしない仕組みで、10GBプランは月に約10時間見られる目安とされています。
ラムロックの「みまもりCUBE」は、1年プランで月額5,390円程度から(2026年7月時点の情報)です。通信量を超えると追加料金がかかり、1年プランを途中で解約すると違約金がかかります(施設への入所などは免除の規定あり)。介護保険でレンタルできる版もあるので、親が要介護認定を受けている場合はケアマネジャーに相談してみましょう。
こんな人に:親も自分も設定に自信がない人。弱点は、見られる時間(通信量)に上限があること、カメラの機種を選べないこと、解約の条件を事前に確認する必要があることです。
おすすめ③:4G SIMカメラ+格安SIM(屋外も見たい人向け)
SIMカードを挿せるカメラを買い切りで用意し、データ通信用のSIMを別に契約する方法です。屋外対応やソーラー給電のモデルもあり、玄関先・駐車場・畑など、電源やWi-Fiがない場所も見守れます。
たとえば塚本無線の「4G SIMカメラ WTW-MBG18Z3」は、本体が約5.8万円から、SIMが月額約2,480円(5GB)からです(2026年7月時点の情報)。
SIMを選ぶときは、カメラが対応している回線(ドコモ回線など)とSIMのサイズを必ず確認してください。動画は通信量が多いので、ずっと映像を流すより、通知が来たときに確認する使い方に向いています。弱点は、本体価格が高めなことと、SIMの設定が少し難しいことです。
おすすめ④:モニターセット型(同居・近居ならこれで十分)
カメラと専用モニターがセットになっていて、ネットもスマホも使わないタイプです。2階から1階の親の部屋を見る、隣の家から様子を見るなど、同じ家の中や近い距離で使う方法です。
たとえば塚本無線の「みてるちゃんベビーモニター WTW-BM52」は、約1.3万円で月額0円です。microSDカードに録画もできます。
弱点は、外出先からは見られず、スマホへの通知もないことです。離れて暮らしている場合は①〜③を選びましょう。玄関の来客をモニターで確認したい場合は、ネット不要で使えるパナソニックVL-CV100Kのレビューも参考にしてください。
4つの方法を比較
| 方法 | 毎月の費用 | 外から見る | 録画 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ①ホームルーター+Wi-Fiカメラ | 約5,000円〜 | ○ | ○(SDカード・クラウド) | 毎日見たい・機能重視 |
| ②SIM内蔵の見守りサービス | 約4,500円〜 | ○(時間に上限) | サービスによる | 設定をまかせたい |
| ③4G SIMカメラ+格安SIM | 約2,500円〜 | ○ | ○ | 屋外も見たい |
| ④モニターセット型 | 0円 | × | 機種による | 同居・近居 |
※料金は記事作成時点の目安です。キャンペーンや改定で変わるので、契約前に各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
設置で失敗しないための注意点
停電や電源の抜けで止まる:見守りカメラやホームルーターは、電源が切れると止まります。停電から復旧したあとに自動で再接続するか、帰省したときに一度コンセントを抜き挿しして確かめておきましょう。停電への備えは台風シーズンのWi-Fi・見守りカメラの備えで解説しています。
SDカードの録画が止まる:長く使うとSDカードの書き込みが止まることがあります。月に1回は録画が残っているか確認してください。詳しくはネットワークカメラの録画停止の対処法をどうぞ。
のぞき見を防ぐ:カメラのアプリは推測されにくいパスワードにして、2段階認証があれば有効にしましょう。基本の対策はスマートホーム機器の乗っ取り対策にまとめています。
声かけもしたいなら:回線を用意したあとは、画面付きのスマートスピーカーで顔を見ながら話す方法もあります。Echo Showの呼びかけ設定方法も参考にしてください。
まとめ
ネット回線がない実家でも、映像を外に出す方法を決めれば見守りカメラは使えます。
スマホから毎日見たいなら①ホームルーター+Wi-Fiカメラ、設定をまかせたいなら②SIM内蔵の見守りサービス、屋外も見たいなら③4G SIMカメラ、同じ家の中だけなら④モニターセット型が目安です。
帰省のタイミングで、親と相談しながら置き場所と見る時間を決めておくと、お互いに気持ちよく使えます。料金やプランは変わりやすいので、契約前に公式サイトで最新の情報を確認してから選んでください。
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よくある質問
実家にWi-Fiがなくても見守りカメラは使えますか?
使えます。ホームルーターで実家にWi-Fiを用意する、SIM内蔵の見守りサービスを使う、SIMを挿せる4Gカメラを使う、のいずれかで映像を外に送れば、離れた場所のスマホから様子を見られます。同じ家の中だけで見るなら、ネット不要のモニターセット型でも十分です。
毎月の費用はどれくらいかかりますか?
記事作成時点の目安で、ホームルーターを使う方法は月5,000円前後、SIM内蔵の見守りサービスは月4,500円(税抜)から、4G SIMカメラに格安SIMを組み合わせる方法は月2,500円前後からです。モニターセット型は月額0円です。料金は変わるので契約前に公式サイトで確認してください。
Wi-FiカメラをSDカード録画だけで使うのはだめですか?
録画だけなら動く機種もありますが、離れた場所からは見られず、時刻が合わずに録画の日付がずれるなど、メーカーが推奨していない使い方になります。見守りが目的なら、ネットにつなぐ方法かモニターセット型を選ぶのがおすすめです。
親に見守りカメラを嫌がられないためにはどうすればいいですか?
設置前に目的を説明して必ず了承をもらい、寝室や脱衣所は避けてリビングや玄関など生活の様子がわかる場所に置きましょう。見る時間帯やカメラの向きを一緒に決めておくと、お互いに気持ちよく使えます。

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