寒くなってきて「朝起きる前に部屋を暖めておきたい」「外出先から暖房をつけたい」と思い、スマートリモコンを探している方は多いのではないでしょうか。ところが調べてみると、SwitchBot・Nature Remo・Tapoなど種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
この記事では、2026年10月時点で買える定番のスマートリモコン5機種を、「冬のエアコン暖房を自動化できるか」という軸で比較します。ポイントは温度センサーの有無です。読み終わるころには、自分の家にどれが合うかがはっきりします。
暖房を自動化したいなら、まず確認したい3つのポイント
スマートリモコンは、エアコンやテレビの赤外線リモコンの信号を覚えて、スマホや音声で操作できるようにする機器です。どの機種でも「スマホから暖房をつける」ことはできますが、自動化まで考えると差が出ます。
ポイント1:温度センサーが付いているか
「室温が18℃を下回ったら暖房をつける」といった自動化には、本体または付属品の温度センサーが必要です。センサーがない機種でも「毎朝6時に暖房オン」のような時刻指定はできますが、暖かい日にも動いてしまいます。
ポイント2:Matterに対応しているか
Matter(マター)は、メーカーが違うスマートホーム機器をまとめて使うための共通規格です。対応していれば、iPhoneのホームアプリやGoogle Home、アレクサからも同じように操作しやすくなります。今後ほかの機器を増やす予定がある方は対応機種を選ぶと安心です。
ポイント3:ほかの機器もまとめたいか
SwitchBotやTapoには、同じメーカーのスマートプラグやセンサー、ロックをまとめて動かせる「ハブ」の役割もあります。エアコン操作だけでよいのか、家全体のスマートホーム化の入口にしたいのかで、選ぶ機種が変わります。
スマートリモコンおすすめ5機種の比較
5機種の違いを1枚にまとめると次のとおりです。価格は時期やセールで変わるため、目安として見てください。

| 機種 | 温度センサー | Matter | 価格の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| SwitchBot ハブ3 | あり(温湿度・照度・人感) | 対応 | 1万円台半ば | 家全体をまとめたい |
| SwitchBot ハブミニ(Matter対応)温湿度センサー付 | あり(付属ケーブル) | 対応 | 6千円前後 | 価格と機能のバランス重視 |
| Nature Remo Lapis | あり(温湿度) | 要確認 | 8千円前後 | エアコン操作を手軽に |
| Nature Remo nano | なし | 対応 | 5千円前後 | 時刻指定で十分 |
| Tapo H110 | なし(別売センサーで対応) | 対応 | 4千円前後 | とにかく安く始めたい |
① SwitchBot ハブ3:センサーもダイヤルも全部入り
温度・湿度・照度に加えて人感センサーを内蔵した、SwitchBotの上位モデルです(型番 W7202101)。本体のダイヤルを回すとエアコンの温度を1℃ずつ変えられるので、スマホを出さずに操作できます。人感センサーを使えば「誰もいなくなったら暖房を切る」といった省エネの自動化も組めます。
弱点は価格で、5機種の中ではいちばん高めです。エアコン1台を動かすだけなら機能を持て余すかもしれません。
▼家全体をまとめたい人向け:SwitchBot ハブ3(W7202101)
特徴:温湿度・照度・人感センサーとダイヤルを搭載し、室温での暖房自動化や不在時のオフも組める。5機種の中では価格が高め。
こんな人に:ロックやプラグも含めて、家全体のスマートホームをまとめたい人
② SwitchBot ハブミニ(Matter対応)温湿度センサー付:迷ったらこれ
小さなハブミニに、温湿度センサー入りのType-Cケーブルが付いたセットです。別々に買うより少し安く、室温で暖房を自動化するための条件がこれだけでそろいます。Matterにも対応しているので、iPhoneのホームアプリからも操作できます。
弱点は、センサーがケーブルに付いているため、電源の位置によってはエアコンの風や窓際の冷気の影響を受けやすいことです。置き場所は少し工夫が必要です。
③ Nature Remo Lapis:エアコン操作をシンプルに
温度・湿度センサーを内蔵したNature Remoのモデルです(型番 Remo-2W3)。Nature Remoのアプリはエアコン操作の画面がわかりやすいことで知られ、室温を見ながら暖房の設定を変えたい方に向いています。
弱点は、ほかのメーカーの機器とMatterでまとめて使いたい場合に、対応状況をメーカーの製品ページで確認しておく必要がある点です。ハブとして家全体をまとめる用途より、エアコン操作を中心に使う方向けです。
▼エアコン操作が中心なら:Nature Remo Lapis(Remo-2W3)
特徴:温湿度センサーを内蔵し、室温を見ながらエアコンを操作・自動化できる。Matterでほかのメーカーの機器とまとめたい場合は対応状況の確認が必要。
こんな人に:エアコンの暖房をシンプルに自動化したい人
④ Nature Remo nano:時刻指定で十分なら
Nature Remoシリーズの小型・低価格モデルで、Matterに対応しています。温度センサーは付いていないため、「平日の朝6時に暖房オン」のような時刻指定の使い方が中心になります。
弱点はWi-Fiが2.4GHzのみであることです。ルーターが2.4GHzと5GHzを同じ名前にまとめている家では、最初の接続でつまずくことがあります。
⑤ Tapo H110:とにかく安く始めたい人に
TP-LinkのTapoシリーズのスマートリモコンで、5機種の中ではいちばん手に取りやすい価格です。Matterに対応し、Tapoの別売センサーをつなぐハブとしても使えます。
弱点は、メーカーの製品ページで本体の温度センサーが案内されていないことです。室温で暖房を自動化したいなら、別売のTapo温湿度センサーを追加で用意する必要があります。また電源アダプターが付属しないため、5V 2AのUSB充電器を用意しましょう。
結局どれを選ぶ?タイプ別のおすすめ
迷ったら、室温で暖房を自動化したいかどうかで決めるのがおすすめです。自動化したいなら、温度センサーが付いているSwitchBot ハブミニ(温湿度センサー付)、SwitchBot ハブ3、Nature Remo Lapisのどれかになります。

価格と機能のバランスならSwitchBot ハブミニ(温湿度センサー付)、ロックやプラグなど家全体をまとめたいならSwitchBot ハブ3、エアコン操作のわかりやすさ重視ならNature Remo Lapisが候補です。時刻指定だけで十分なら、Nature Remo nanoかTapo H110で費用を抑えられます。
SwitchBotとNature Remoの違いをもっと詳しく知りたい方は「SwitchBot vs Nature Remo|スマートリモコンはどっちを選ぶべき?」、安さで比べたい方は「Tapo H110 vs SwitchBotハブ3」も参考にしてください。
買う前に知っておきたい注意点
1つ目は、エアコンの状態のズレです。スマートリモコンは赤外線を送るだけなので、エアコン付属のリモコンで操作するとアプリの表示とずれることがあります。Nature Remoはこのズレを減らす機能が追加されています(Nature Remoの新機能の解説)。
2つ目は、置き場所です。赤外線はエアコンの受信部まで遮るものがない位置に置く必要があります。また温度センサーは、エアコンの風が直接当たる場所や窓際を避けると、室温を正しく測れます。
3つ目は、Wi-Fiの周波数です。多くのスマートリモコンは2.4GHzのWi-Fiにしかつながりません。接続できないときは「SwitchBotハブミニがWi-Fiに繋がらない時の対処法」や「Nature Remoが繋がらない時の対処法」を参考にしてください。
なお、アレクサの温度センサーを使って暖房を自動化する方法もあります。Echo Dot(第5世代)をお持ちなら「アレクサの温度センサーでエアコン暖房をつける方法」もあわせてご覧ください。
📖 関連記事:スマートホーム「ハブ」おすすめ2026|Echo Hub・Aqara・SwitchBot Hub3の選び方 / 【2026年版】スマートホーム入門ガイド|何から始める?機器選びとネットワークの基本 / スマートプラグおすすめ比較2026|電気代を見える化して節約する選び方
よくある質問
温度センサーがない機種でも暖房の自動化はできますか?
時刻を指定して暖房をつける自動化はできます。室温に合わせて動かしたい場合は、温度センサー付きの機種を選ぶか、別売のセンサーを追加してください。
古いエアコンでもスマートリモコンで操作できますか?
赤外線リモコンで操作するエアコンであれば、多くの場合は使えます。アプリにメーカーのプリセットがない場合でも、付属リモコンの信号を1つずつ覚えさせる方法があります。
1台で別の部屋のエアコンも操作できますか?
赤外線は壁を通らないため、基本は1部屋に1台です。リビングと寝室の両方を自動化したい場合は、部屋ごとにスマートリモコンを置きましょう。
スマートリモコンは5GHzのWi-Fiにつながりますか?
多くの機種は2.4GHzのWi-Fiにしかつながりません。ルーターが2.4GHzと5GHzを同じ名前にまとめている場合は、設定のときだけ2.4GHzに分けると接続しやすくなります。
まとめ
冬のエアコン暖房を自動化するなら、スマートリモコン選びのポイントは温度センサーの有無です。迷ったら温湿度センサー付きのSwitchBot ハブミニ、家全体をまとめたいならSwitchBot ハブ3、エアコン操作のわかりやすさならNature Remo Lapisを選びましょう。時刻指定だけで十分なら、Nature Remo nanoやTapo H110で費用を抑えられます。寒さが本格的になる前に準備して、暖かい部屋で朝を迎えましょう。


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