【更新後に動かない?】Home Assistant 2026.10の不具合と回避策まとめ

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Home Assistant 2026.10の不具合と回避策まとめ Home Assistant

Home Assistantを2026.10に更新したら、オートメーションの画面からトリガーIDが消えた、ロボット掃除機の連携が読み込めない、見慣れないエラーが出る――そんな状態になっていませんか?

2026.10は2026年10月7日に公開された月例アップデートです。マップの刷新やAI(MCP)連携の強化など新機能が多い一方で、海外のユーザーコミュニティでは更新直後の不具合報告もいくつか上がっています。

この記事では、2026.10正式版で報告されている主な不具合と、公式リリースノートに書かれた「後方互換性のない変更(アップデートで動きが変わる点)」を、症状別に回避策つきでまとめます。新機能の内容は2026.10ベータの新機能まとめ、Home Assistant Cloudの名称変更はこちらの記事で解説しています。

症状から探す(診断チャート)

✔ オートメーション画面で自分で付けたトリガーIDが表示されない → 不具合①へ
✔ 「Cannot use ‘for’ with a list of states」というエラーが出る → 不具合②へ
✔ Ecovacs(DEEBOT)の連携が読み込めない → 不具合③へ
✔ ログイン関係の修復通知が出た → 変更点④へ
✔ ダッシュボードからMQTT送信すると「Unauthorized」になる → 変更点⑤へ
✔ 更新前の状態に戻したい → 戻し方へ

まず試してほしいこと

1. パッチ版に更新する:2026.10.1が10月10日に公開されています。Matter・ZHA・Hueなど多くの統合の修正が含まれ、10月中はおおむね毎週金曜日にパッチ版が出る予定です。「設定」→「システム」→「更新」で最新版を確認しましょう。

2. ブラウザのキャッシュを削除する:画面まわりの不具合は、古い画面データが残っているだけのことがあります。スマホアプリの場合は、アプリの設定から「フロントエンドのキャッシュをリセット」を試してください。

3. バックアップがあるか確認する:更新前に自動バックアップが作られているはずです。「設定」→「システム」→「バックアップ」で日付を確認しておくと、万一のときすぐ戻せます。

不具合①オートメーション画面でトリガーIDが表示されない

2026.10では、条件「トリガーによって実行された(Triggered by)」の設定方法が新しくなり、トリガーにチェックを入れるだけで選べるようになりました。IDはHome Assistantが自動で管理します。

ところがこの変更で、自分で付けたわかりやすいID(例:「朝7時」「帰宅」)が画面に出ず、自動生成のIDしか表示されないという報告がGitHubに上がっています。似たトリガーが多いオートメーションでは、どれを選べばいいか分かりにくくなります。

回避策:まずブラウザのキャッシュ削除を試してください。これで表示が直ったという報告が複数あります。直らない場合は、オートメーションの右上メニューから「YAMLで編集」を開き、id: の行を直接書き換えます。YAMLで付けたIDは引き続き動作します。

不具合②「Cannot use ‘for’ with a list of states」エラーが出る

入力選択(input_select)などのヘルパーに対して「状態」条件を使い、複数の状態を選んだうえで「継続時間(for)」を指定しているオートメーションで、このエラーが出るという報告があります。

回避策:条件の種類を「状態」から「ドロップダウンのオプションが選択された」に置き換えたところ、同じ動きのままエラーが消えたという報告があります。継続時間が必須でなければ、forを外して1つの状態ずつ条件を分ける方法もあります。

不具合③Ecovacs(DEEBOT)の連携が読み込めない

ロボット掃除機DEEBOTシリーズのEcovacs統合が、更新後に「セットアップに失敗」となり読み込めない報告があります。暗号化ライブラリ(cryptography)のバージョンの食い違いが原因とみられています。

回避策:「設定」→「デバイスとサービス」からEcovacs統合をいったん削除し、Home Assistantを再起動してから追加し直すと直ったという報告があります。HACSで別途Ecovacsを入れていた場合は、そちらとの競合も疑ってください。急ぎで使いたい場合は、後述の方法で2026.9に戻すのが確実です。

変更点④ログイン方式の変更と修復通知

公式リリースノートによると、非推奨だった「レガシー」認証モードが削除されました。あわせて、ユーザー名は小文字に統一され、前後の空白も取り除かれます。

ユーザー名に大文字やスペースが入っていると、「修復」の通知が表示されることがあります。通知の案内に沿ってユーザー名を直しましょう。ログインできなくなった場合は、小文字のユーザー名で試してみてください。

変更点⑤MQTTの送信が「Unauthorized」になる

mqtt.publishとmqtt.dumpのアクションが、管理者アカウント専用になりました。家族用など管理者ではないアカウントで、ダッシュボードのボタンから直接MQTT送信していると「Unauthorized」で失敗します。

回避策:ボタンから直接送るのではなく、ボタンを押したら動くオートメーション(またはスクリプトを呼ぶオートメーション)に送信処理を移すと、管理者以外でも使えます。

そのほかの変更点(使っている人だけ確認)

Google Wifi:稼働時間(uptime)センサーが非推奨になりました。新しい「最終再起動」センサーへ切り替えておきましょう。

Proxmox VE:Uptimeセンサーが「経過秒数」から「起動時刻」に変わりました。秒数で比較しているテンプレートは修正が必要です。

Google Sheets:空のシートを読んだときの戻り値の形が変わりました。空判定をしている自動化は確認してください。

廃止・停止した統合:Linode、Tank Utility、Sigfox、SolarEdge Local、Melnor RainCloudなどが廃止または停止されました。YAMLに設定が残っている場合は削除します。SolarEdge Localの代わりには新しいSolarEdge Modbus統合が使えます。

どうしても直らないときの戻し方(ロールバック)

一番かんたんなのは、更新前に作られたバックアップから復元する方法です。「設定」→「システム」→「バックアップ」で更新直前の日付のものを選び、「復元」を押します。

バックアップがない場合は、ターミナル(Terminal & SSHアドオン)から次のコマンドでバージョンを指定して戻せます(Home Assistant OS・Supervised環境の場合)。

ha core update --version 2026.9.4

戻したあとは、自動更新を一時的に止めておき、パッチ版で修正されたのを確認してから再度更新すると安心です。

まとめ

Home Assistant 2026.10の更新後に困りやすいポイントは、トリガーIDの表示、状態条件のforエラー、Ecovacs統合の読み込み失敗の3つです。まずはパッチ版への更新とブラウザのキャッシュ削除を試し、それでもだめなら記事内の回避策を当ててみてください。

それでも直らない場合は、バックアップから2026.9に戻して、次のパッチ版を待つのが確実です。公式の修正状況はリリースノートやGitHubのIssueで確認できます。

📖 関連記事:【アップデート後に注意】Home Assistant 2026.9正式版でVLC連携が廃止、動画が見れなくなった時の対処法 / 【何が変わった?】Home Assistant 2026.9ベータの新機能まとめ|ゴールデンアワー自動化とMatterマップ表示 / 【何が変わった?】Home Assistant 2026.8の新機能まとめ|ポート80標準化とデバイス管理刷新

よくある質問

Home Assistant 2026.10でトリガーIDが表示されないのはなぜですか?

2026.10で「トリガーによって実行された」条件がチェックで選ぶ方式に変わり、自分で付けたIDが画面に出ないという報告があります。ブラウザのキャッシュ削除で直る例が多く、直らない場合はYAML編集画面でIDを書き換えれば引き続き使えます。

「Cannot use for with a list of states」というエラーが出たらどうすればいいですか?

ヘルパーなどの状態条件で、複数の状態と継続時間(for)を同時に指定していると出るエラーです。条件の種類を「ドロップダウンのオプションが選択された」に置き換えると解消したという報告があります。

2026.10に更新してEcovacs(DEEBOT)の連携が動かないときはどうすればいいですか?

設定のデバイスとサービスからEcovacs統合をいったん削除し、Home Assistantを再起動してから追加し直してください。急いで使いたい場合は、バックアップから2026.9に戻すのが確実です。

Home Assistant 2026.10から2026.9に戻すことはできますか?

できます。いちばん簡単なのは、更新前に自動で作られたバックアップから復元する方法です。バックアップがない場合は、ターミナルからバージョンを指定して戻すこともできます。

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