「2階の寝室だけWi-Fiが遅い」「廊下の先の部屋で動画が止まる」と悩んでいて、手軽な中継機を探していませんか?
TP-LinkのRE220BEは、2026年2月に発売されたWi-Fi 7対応の中継機です。コンセントに直接挿すだけで使え、実勢価格は1万円台前半。アンテナを本体に内蔵しているので、廊下や階段など人目につく場所にもすっきり置けます。
この記事では、RE220BEのスペックと実力、スマート家電と一緒に使うときのポイント、そして買う前に知っておきたい4つの注意点を、ほかの選択肢との比較も交えてわかりやすく解説します。
RE220BEの基本スペック
まずは主なスペックを確認しておきましょう。
対応規格:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)、Wi-Fi 6/5/4にも対応
通信速度:5GHz帯 最大2882Mbps+2.4GHz帯 最大688Mbps(合計 最大約3.6Gbps)
対応バンド:2.4GHz・5GHzのデュアルバンド(6GHz帯は非対応)
アンテナ:内蔵×2本
有線LAN:1Gbpsポート×1
主な機能:MLO(複数の周波数帯を同時に使う技術)、4K-QAM、EasyMesh(メーカーをまたいでメッシュWi-Fiを組める共通規格)、WPA3、Tetherアプリ対応
実勢価格:1万円台前半(2026年2月12日発売。発売時は1万800円前後)
TP-LinkのWi-Fi 7中継機はRE220BEのほかにも外付けアンテナのモデルがありますが、アンテナ内蔵型はRE220BEだけです。本体は薄型で、2口コンセントの上側に挿しても下側のコンセントを使えるように設計されています。
実力は?中継機を足すと遠い部屋の速度が上がる
INTERNET Watchが木造3階建ての住宅で行ったテストでは、1階にWi-Fi 7ルーター(Archer BE220)を置き、3階にRE220BEを追加したところ、いちばん電波が届きにくい3階の窓際で下り約299Mbpsから約498Mbpsへと、約200Mbps速くなりました。
イギリスのレビューサイトExpert Reviewsでも、ルーター単体では遅かった2階の部屋で速度が3割ほど改善し、家の隅の部屋でも安定した速度が出たと評価されています。ルーターから遠い部屋を底上げする中継機として、性能は十分といえます。
設定も簡単です。コンセントに挿したら、スマホのTetherアプリの案内に従うか、ルーターと中継機のWPSボタンを押すだけで中継が始まります。Tetherアプリには電波の強さを測る機能もあり、置き場所を探すときに役立ちます。
スマート家電と一緒に使うときのポイント
まるラボの読者に特に知っておいてほしいのが、スマート家電との相性です。SwitchBotハブやスマートプラグ、ネットワークカメラの多くは2.4GHz帯でつながります。RE220BEは2.4GHz帯にも対応しているので、ルーターから遠い部屋にあるスマート家電の接続を安定させる用途にも使えます。
設定のときは、中継機のWi-Fi名(SSID)とパスワードをルーターと同じにするのがおすすめです。同じ名前にしておけば、スマート家電を1台ずつ設定し直す必要がありません。ルーターがEasyMeshに対応していれば、RE220BEをメッシュの一部として使え、部屋を移動したときの切り替えもスムーズになります。
一方で、スマート家電がルーターと中継機の間を行ったり来たりして不安定になることもあります。その場合は中継機の置き場所を少しずらすか、ルーターのバンドステアリング(2.4GHzと5GHzを自動で振り分ける機能)の設定を見直してみてください。詳しくはWi-Fi 7ルーターでスマート家電が繋がらない時の対処法で解説しています。
買う前に知っておきたい注意点4つ
注意点①6GHz帯には対応していない
RE220BEはWi-Fi 7対応ですが、6GHz帯は使えません。Wi-Fi 7の性能をフルに生かせる製品ではなく、「Wi-Fi 6の中継機より少し速く、混雑に強い」くらいに考えておくと期待とのズレがありません。
注意点②置き場所は「ルーターと遠い部屋の中間」が基本
中継機は、電波の届かない部屋に置いても効果がありません。ルーターの電波がまだ十分に届いている、ルーターと遠い部屋の中間あたりに置くのが基本です。アンテナ内蔵型なので向きの調整はできず、置き場所選びがより大切になります。先にルーターの置き場所を見直すだけで改善することもあるので、Wi-Fiルーターの置き場所の見直し方も確認してみてください。
注意点③同じTP-Linkのルーターのほうが安いことがある
INTERNET Watchのレビューでも指摘されていますが、同じTP-LinkのWi-Fi 7ルーターArcher BE220は、通常時でも8,000〜9,000円前後、セール時には6,000円台まで下がることがあり、RE220BEより安く買えることがあります。Archer BE220はメッシュに対応しているので、2台買ってメッシュWi-Fiを組むという選び方もできます。
RE220BEを選ぶ理由は、電源ケーブルなしでコンセントに直接挿せて目立たないことです。廊下や階段など人が通る場所に置くならRE220BE、置き場所に余裕があるならルーター2台でメッシュ、と考えると選びやすくなります。
注意点④有線LANポートは1つだけ
有線LANポートは1Gbps×1なので、テレビやゲーム機を何台も有線でつなぎたい場合は足りません。逆に、ルーターとLANケーブルでつないでアクセスポイントとして使うこともでき、配線できる家ならより安定した通信が期待できます。
RE220BEがおすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人は、Wi-Fiが弱い部屋が1〜2か所だけで、今のルーターをそのまま使いたい人です。コンセント直挿しで目立たせたくない人、2.4GHz帯のスマート家電を遠い部屋で安定させたい人にも向いています。
▼今回紹介した中継機:TP-Link RE220BE
特徴:アンテナ内蔵・コンセント直挿しで目立たず置けるWi-Fi 7中継機。6GHz帯には非対応。
こんな人に:Wi-Fiが弱い部屋だけを手軽に改善したい人
おすすめしない人は、家全体の電波が弱い人や、3階建てで何台も中継が必要な人です。中継機を増やすほど速度は落ちやすいので、メッシュWi-Fiの台数と速度の関係を参考に、メッシュWi-Fiへの買い替えを検討したほうが満足度は高くなります。メッシュと中継機の違いはメッシュWi-Fiと中継機の違いでまとめています。
まとめ
TP-Link RE220BEは、1万円台前半で買えるアンテナ内蔵・コンセント直挿しのWi-Fi 7中継機です。ルーターから遠い部屋の速度を底上げする力は十分で、設定も簡単です。
ただし、6GHz帯には非対応で、同じTP-Linkのルーターをメッシュで使うほうが安く済む場合もあります。「目立たずに、弱い部屋だけを手軽に改善したい」という人には、ちょうどいい選択肢です。価格は時期によって変わるので、プライム感謝祭などのセール時に、ルーターとの価格差を比べてから選びましょう。
📖 関連記事:Wi-Fiルーター交換でスマート家電を繋ぎ直さずに済む方法 / TP-Link Deco BE68レビュー / バッファロー WSR3600BE4P-BKレビュー
よくある質問
RE220BEはWi-Fi 7ではないルーターでも使えますか?
使えます。RE220BEは自身でWi-Fi 7対応の電波を出しつつ、ルーターとはWi-Fi 6以前の規格でもつながります。ルーターがEasyMeshに対応していればメッシュの一部として使えますが、非対応でも通常の中継機として利用できます。
RE220BEはどこに置くのが効果的ですか?
ルーターの電波がまだ十分に届いている、ルーターと電波の弱い部屋の中間あたりに置くのが基本です。電波が届かない部屋に置いても効果はありません。Tetherアプリの電波チェック機能を使うと置き場所を探しやすくなります。
中継機を追加したらスマート家電の設定はやり直しになりますか?
中継機のWi-Fi名(SSID)とパスワードをルーターと同じにしておけば、スマート家電を1台ずつ設定し直す必要はありません。RE220BEは2.4GHz帯にも対応しているので、SwitchBotハブやスマートプラグなど2.4GHzでつながる機器にも使えます。
RE220BEとWi-Fi 7ルーター2台のメッシュはどちらがおすすめですか?
廊下や階段など目立つ場所にすっきり置きたいなら、コンセント直挿しのRE220BEが向いています。置き場所に余裕があり、セールで安く買えるなら、Archer BE220のようなメッシュ対応ルーターを2台使うほうが割安になることがあります。


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