「Google Homeで家のネットワークカメラも一括管理できたら便利なのに」と思ったことはありませんか。実はその願いに近づく動きが、スマートホームの共通規格「Matter」で始まっています。2025年11月に公開されたMatter 1.5で、ついにカメラが正式にサポートされたのです。
さらに2025年12月には、Google Homeのプレビューアプリ(Google Home Preview App)がこのMatter 1.5カメラ対応を先行して取り込み始めました。まだ発展途上ではありますが、日本語での解説がまだ少ないタイミングなので、現時点でわかっていることを整理してお伝えします。
Matter 1.5で何が変わった?カメラ対応の中身
Matterはこれまで、照明・プラグ・センサー・スイッチといった機器が中心で、カメラは対象外でした。スマートホーム規格の管理団体であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が2025年11月20日に発表したMatter 1.5では、この弱点がついに解消されます。
対象になるのは、単体の防犯カメラ(屋内・屋外)、ビデオドアホン、インターホンの3種類です。WebRTC(映像・音声をリアルタイムでやり取りする技術)を使ったライブ映像・音声のやり取りに対応し、双方向会話や、自宅内からのアクセスだけでなく外出先からの遠隔アクセスにも対応します。そのほか、パン・チルト・ズーム(PTZ)操作、映したくないエリアを隠すプライバシーゾーン、複数映像ストリームの同時出力、常時録画・イベント録画(ローカル保存またはクラウド保存)にも仕様上対応しています。
つまり将来的には、メーカーの異なるカメラでも、Google Home・Apple Home・Alexaといった好きなアプリから同じように操作できるようになる、という話です。
Google Homeプレビュー版でできるようになったこと
Google Homeには、正式版とは別に新機能を先行して試せる「プレビューアプリ」が用意されています。2025年12月ごろから、このプレビュー版でMatter 1.5対応カメラのライブ映像を表示できるようになったことが、海外の早期テスターの報告から確認できています。
ただし、あくまで「プレビュー」段階の機能です。まだGoogle Home本体(正式版アプリ)には降りてきておらず、対応も一部のカメラに限られています。「今日から誰でもすぐ使える」という段階ではない点は押さえておきましょう。
実際に使うとどうなる?早期テスターの報告からわかること
海外のAqara公式フォーラムには、Google Homeプレビュー版でMatter 1.5カメラを試したユーザーの報告が投稿されています。それによると、単体カメラのAqara Camera G100とAqara Camera G3は、ほぼ問題なくライブ映像がGoogle Home上に表示されたとのことです。
一方で、カメラとハブ(Thread境界ルーター)を兼ねる複合機種のAqara Camera Hub G5 ProとAqara Video Doorbell G410では、「Live video unavailable(ライブ映像が利用できません)」というエラーが出て接続できないケースが報告されています。カメラ単体の機種は問題が少なく、ハブ機能を兼ねる機種は不具合が出やすい、という傾向が早くも見えてきています。
この報告はあくまで一部メーカー・一部機種での話ですが、「対応表に載っているから安心」ではなく、実際に接続してみないとわからない不具合がまだ多い、という前提で見ておくのが良さそうです。
SwitchBotのカメラは今すぐ使える?
まるラボでもおなじみのSwitchBotは、ハブミニやハブ2など多くの製品がMatterに対応しています。ただし2026年8月時点では、SwitchBotのカメラ製品(見守りカメラシリーズなど)はMatter対応の対象から外れています。ハブ経由でカメラの映像をGoogle HomeやApple Homeに橋渡しする、という仕組みは今のところ用意されていません。
つまり、今SwitchBotのカメラをお使いの方が「Matter 1.5対応でGoogle Homeから見られるようになった」ということはまだありません。SwitchBotアプリから直接見る、これまでどおりの使い方が現状のベストです。今後SwitchBotがカメラをMatter対応させるかどうかは公式発表を待つ必要があります。
今後の見通しと注意点
2026年6月時点の海外報道によると、Matter 1.5カメラ対応をいち早く正式に出荷したのはSamsung SmartThingsです。Apple・Google・Amazonの3社は、これまでも新しいMatterのデバイスタイプへの対応が遅めな傾向があり、正式版アプリでの実装にはもう少し時間がかかると見られています。
今からできることとしては、次の3点を意識しておくと安心です。1つ目は、今すぐ「Matter対応カメラ」への買い替えを急ぐ必要はないということです。まだ対応機種も限られ、不具合報告も出ている段階です。2つ目は、Google Homeアプリの更新情報をこまめにチェックすることです。プレビュー版の機能が正式版アプリに降りてくるタイミングが今後の目安になります。3つ目は、複数の役割を兼ねる機種(カメラ兼ハブなど)は初期は不具合が出やすい傾向があるため、購入時は単体機能のシンプルな機種を優先する、という視点も持っておくとよいでしょう。
まとめ
Matter 1.5でカメラが正式にサポートされたことで、Google Home・Apple Home・Alexaといった好きなアプリからメーカー横断でカメラを操作できる未来に、確実に一歩近づきました。Google Homeのプレビューアプリではすでにライブ映像表示が試せる段階まで来ていますが、対応機種は限定的で、複合機種を中心に不具合報告もあります。
SwitchBotのカメラのように、まだMatter対応の対象外になっている製品も多くあります。焦って買い替える必要はありませんが、「家中のカメラを1つのアプリでまとめて見られる」時代は着実に近づいています。今後の正式リリースやSwitchBotなど各メーカーの対応状況は、まるラボでも引き続き追いかけていきます。
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よくある質問
Matter 1.5で何が変わった?カメラ対応の中身
Matterはこれまで、照明・プラグ・センサー・スイッチといった機器が中心で、カメラは対象外でした。スマートホーム規格の管理団体であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が2025年11月20日に発表したMatter 1.5では、この弱点がついに解消されます。
Google Homeプレビュー版でできるようになったこと
Google Homeには、正式版とは別に新機能を先行して試せる「プレビューアプリ」が用意されています。2025年12月ごろから、このプレビュー版でMatter 1.5対応カメラのライブ映像を表示できるようになったことが、海外の早期テスターの報告から確認できています。
実際に使うとどうなる?早期テスターの報告からわかること
海外のAqara公式フォーラムには、Google Homeプレビュー版でMatter 1.5カメラを試したユーザーの報告が投稿されています。それによると、単体カメラのAqara Camera G100とAqara Camera G3は、ほぼ問題なくライブ映像がGoogle Home上に表示されたとのことです。
SwitchBotのカメラは今すぐ使える?
まるラボでもおなじみのSwitchBotは、ハブミニやハブ2など多くの製品がMatterに対応しています。ただし2026年8月時点では、SwitchBotのカメラ製品(見守りカメラシリーズなど)はMatter対応の対象から外れています。ハブ経由でカメラの映像をGoogle HomeやApple Homeに橋渡しする、という仕組みは今のところ用意されていません。


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