【AIに話しかけるだけ】SwitchBotアプリv10の「KATA AIアシスタント」でできること

SwitchBot

SwitchBotアプリを開いたら、ホーム画面に見慣れないキャラクターのアイコンが増えていた……という方はいませんか。あるいは「アプリのバージョンがv9.29だったのに、いきなりv10になっていて驚いた」という方もいるかもしれません。

これは2026年7月下旬に配信された、SwitchBotアプリの大型アップデートによるものです。バージョンの数え方(採番基準)が変更されてv10.0.1となり、同時に独自のAI機能「KATA AIアシスタント(ベータ版)」が追加されました。

この記事では、KATA AIアシスタントで具体的に何ができるのか、どこから使うのか、そして「勝手にAIが増えて気持ち悪い」と感じた場合の消し方まで、実際の仕様にもとづいてわかりやすく解説します。名前が似ていて混同しやすい「KATAフレンズ」「AI Agent Plan」との違いにも触れます。

気になるところから読めます。

✔ 何ができるのか知りたい → KATA AIアシスタントでできること
✔ 使い方・起動方法を知りたい → どこから使う?起動と話しかけ方
✔ 使いたくない・非表示にしたい → 使いたくないときの消し方
✔ 個人情報が心配 → 音声や画像はどこに送られる?

v9.29からいきなりv10へ。何が変わった?

まず押さえておきたいのが、v10という数字はアプリが10世代目になったという意味ではないということです。SwitchBotはこのタイミングでバージョンの採番基準そのものを変更しました。そのためv9.29の次がv10.0.1という、一見すると大ジャンプに見える表記になっています。

直前のv9.29では「KATAフレンズ」向けの機能や、スマートデイリーステーションの24時間予報表示が追加されていました。詳しくはSwitchBotアプリv9.29の新機能まとめで解説しています。

そしてv10.0.1で入った目玉が、次の2つです。

①KATA AIアシスタント(ベータ版)への対応。SwitchBot独自のAIモデルで、会話しながらデバイスを操作したり相談したりできる機能です。

②オートメーションの新しいトリガー条件「持続時間」。温度・湿度の条件に「その状態が何分続いたら」という時間指定を足せるようになりました。

KATA AIアシスタントでできること

SwitchBotの公式サポートによると、KATA AIアシスタントは会話を通じてデバイスの操作、デバイスの状態確認、シーンやオートメーションの作成を手助けし、問題が発生した際のサポートも提供するとされています。もう少し具体的に噛み砕くと、次のような使い方ができます。

複数の部屋のデバイスをまとめて操作する。「寝室とリビングの電気を消して」のように、部屋をまたいだ指示を一度に出せます。アプリの階層をたどって1台ずつタップする手間が省けます。

状態や電池残量を一括で確認する。「電池が減っているデバイスある?」と聞けば、複数デバイスの状態をまとめて返してくれます。センサーやロックが増えてくると、これが地味に効きます。

シーン・オートメーションの作成を手伝ってもらう。「朝7時にカーテンを開けて」のように日本語で伝えると、設定の作成をサポートしてくれます。オートメーション画面の条件設定でつまずいていた人には、ここがいちばん恩恵が大きい部分です。

取り付け手順や困りごとを相談する。製品の設置方法や、うまく動かないときの対処をチャット形式で質問できます。サポートページを探し回らずに済むのがメリットです。

どこから使う?起動と話しかけ方

手順1:SwitchBotアプリを最新版(Android版はv10.0.1以降)に更新します。

手順2:アプリのホーム画面に表示されているKATAアバターをタップします。これがKATA AIアシスタントの入口です。

手順3:開いたダイアログに、テキスト・音声・画像のいずれかで用件を送ります。「玄関のロック閉まってる?」のように、普段の話し言葉で問題ありません。

なお現時点ではベータ版です。指示の解釈を間違えたり、意図しないデバイスを動かしてしまう可能性はゼロではありません。玄関のスマートロックやエアコンなど、誤操作の影響が大きい機器から試すのは避けたほうが無難です。

同時に追加された「持続時間」トリガーが便利

地味ですが実用性が高いのが、オートメーションの新条件です。従来は「室温が28℃を超えたら」という瞬間的な条件しか作れず、日差しが一瞬当たっただけでエアコンが動いてしまう、といった誤作動が起きがちでした。

v10では温度・湿度のトリガーに「持続時間」トグルスイッチが追加され、オンにして時間を指定すると「28℃を超えた状態が◯分続いたら」という条件が作れます。センサーの一時的な数値の跳ね上がりで自動化が暴発するのを防げるわけです。

湿度が一定時間高いままなら除湿機を回す、といった使い方もできます。夏場の熱対策で自動化を組んでいる方は、既存のオートメーションを一度見直してみる価値があります。

音声や画像はどこに送られる?プライバシーの実際

AI機能で気になるのがデータの扱いです。SwitchBotが公開しているKATA AIアシスタント専用のプライバシーポリシーには、次のように書かれています。

送信されるもの。ユーザーが入力・アップロードしたテキスト、音声、画像に加え、デバイス名・デバイスの状態・操作指示などが第三者のサービス提供者へ送信され、AI大規模モデルによる分析や音声認識、画像処理が行われます。

声紋は取られない。音声入力は「まずテキストへの変換」に使われ、SwitchBotおよび関連サービス提供者は声紋情報を抽出・保存・利用しないと明記されています。

元の入力は残らない。SwitchBotも第三者サービス提供者も、ユーザーが送信した元の入力情報を保存せず、第三者側は処理結果を保存せず自社のモデル学習にも使用しない、とされています。

結果はクラウドに保存される。一方で、あとから履歴を確認・管理・削除できるようにするため、生成された回答結果やデバイス制御結果などはSwitchBotのクラウドサーバーに保存されます。気になる場合は履歴を削除できる設計になっています。

スマートホーム機器全般のセキュリティ対策についてはスマートホーム機器の乗っ取り対策|基本の守り方もあわせてご覧ください。

使いたくないときの消し方

「ホーム画面がごちゃつくので消したい」という場合は、非表示にできます。

手順1:SwitchBotアプリのホーム画面を開きます。

手順2:画面右上の「…」をタップします。

手順3:「モジュール表示設定」を開きます。

手順4:KATAの表示をオフにします。これでホーム画面からアバターが消えます。

なお、そもそもKATAアイコンが出てこない、アプリが最新にならないという場合は、アプリのアップデート自体が届いていない可能性があります。ハブがオフラインだと更新後の動作も不安定になりやすいので、SwitchBotハブミニがWi-Fiに繋がらない時の対処法もあわせて確認してみてください。

「KATAフレンズ」「AI Agent Plan」とは別物です

ここが最も混同されやすいポイントです。SwitchBotには名前の似たAI関連サービスが3つあり、それぞれ中身が違います。

KATA AIアシスタントは、いま解説してきたアプリ内の機能です。ホーム画面のアバターから呼び出して使います。

KATAフレンズは、オンデバイスAIを搭載した実物のパートナーロボット(ハードウェア)です。アプリの機能ではなく、購入して家に迎えるタイプの製品です。

AI Agent Planは、SwitchBot AIハブ向けの有料サブスクリプションです。呼び出し回数に応じた課金制で、月額269円(税込)から利用できるプランが案内されています。初回バインド時に最大1か月の無料トライアルが付与される場合があります。アプリ内のKATA AIアシスタントを使うために、このプランへの加入が必須というわけではありません。

「AIを使うと課金されるのでは」と身構えてしまいがちですが、対象となるサービスが違う点は押さえておきましょう。

まとめ

SwitchBotアプリのv10.0.1は、採番基準の変更に加えてKATA AIアシスタント(ベータ版)と、オートメーションの「持続時間」トリガーが追加されたアップデートです。

KATA AIアシスタントはホーム画面のアバターから起動し、複数の部屋のデバイス操作、状態や電池残量の一括確認、シーン作成の補助、トラブル相談ができます。不要なら「…」→モジュール表示設定からオフにできるので、まずは電気やプラグなど影響の小さい機器で試してみるのがおすすめです。

ベータ版のため今後も仕様は変わっていく見込みです。うまく動かない場合は、アプリを最新版に保ったうえで、ハブがオンラインかどうかもあわせて確認してみてください。

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よくある質問

KATA AIアシスタントは無料で使えますか?

アプリ内のKATA AIアシスタント(ベータ版)を使うために、AIハブ向けの有料サブスクリプション「AI Agent Plan」への加入が必須というわけではありません。AI Agent PlanはSwitchBot AIハブ向けの別サービスで、呼び出し回数に応じた課金制です。

話した音声はSwitchBotに保存されますか?

公式のプライバシーポリシーでは、音声はまずテキストへの変換に使われ、声紋情報は抽出・保存・利用しないと明記されています。送信した元の入力情報も保存せず、第三者サービス提供者のモデル学習にも使用されないとされています。ただし生成された回答結果やデバイス制御結果はクラウドに保存され、あとから確認・削除できます。

KATAのアイコンをホーム画面から消せますか?

消せます。SwitchBotアプリのホーム画面右上の「…」をタップし、「モジュール表示設定」を開いてKATAの表示をオフにすると、ホーム画面からアバターが消えます。

v9.29の次がなぜv10.0.1なのですか?

アプリが10世代目になったわけではなく、SwitchBotがこのタイミングでバージョンの採番基準そのものを変更したためです。機能面の目玉はKATA AIアシスタント対応と、オートメーションの新トリガー「持続時間」の追加です。

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